「質問の質が低い」と大ブーイング
2025年参議院予算委員会でのことです。
今、それ聞いちゃうの?
ある野党の議員は、高市早苗首相が自民党総裁選の演説で行った「奈良の鹿」に関する発言を捉え、約15分間を費やしました。
これは、首相が間近に見たという奈良の鹿が蹴られるといった事案に対し、
「外国人だけの問題なのか」と問い、最終的に「撤回」を要求したものです。
ネット上では「予算に何の関係があるんだよ」「今話す議題でしょうかね」と
そして、聞く時間の長さ。教育・防衛・食糧・外交とさまざまな課題が山積している中で
悪い質問、レベルの低い質問とは「今最優先で聞くことか?」と問われた時に
良い質問とは、具体的で本質的な問い
ではいい質問とは?
聞かれた相手にしか答えられない、テレビを見ている人も「今」知りたい内容です。
例えば大谷翔平選手が起死回生のホームランを打って逆転勝ちした試合があったとします。
試合直後のインタビューでは、『打席に立った時何を考えていましたか』とか『今の気持ちは?』という質問になるでしょう。
「今日の試合のハイライトであるあの時の話聞かせて」という内容ですね。
ここで仮に「愛犬はなぜデコポンという名前にしたの?」と質問する人がいたら
質問の質が低いと言われてしまうでしょう。民間だったら多分、クビか左遷ですね…。
『今それ聞くの?』と99%の人が思ってしまうからです。
質問力は理解力・知性、品性の鏡です。
今、本当に聞くべき内容か、この問いはその人にしか答えられないことかを
頭の片隅に置いて質問しましょう。