引越しの時のご挨拶のマナーや話す内容についてお伝えします。
隣人トラブル回避、引越しのご挨拶は重要
転勤や一人暮らしなど新生活を迎える際に気をつけたいのが、引越しのご挨拶です。
特に子連れで何かと騒がしくなってしまうと思う時は
入居のタイミングで近隣の方々にごあいさつに伺うのが礼儀でしょう。
回る範囲と話す内容
一軒家でしたら両隣、向かい3軒、集合住宅の場合は、両隣、同フロア、上下階が好ましいでしょう。
ただ、2・3回訪問しても反応がなかったら無理に押しかけるのはやめましょう。
女性の一人暮らしで挨拶に行くのが怖いと思う時は、やる必要はありません。
話す内容は「いつ頃入居するか」や「何か困ったことがあったら仰ってください。」というリクエストです。
たとえば
「4月3日にこちらの家に越してまいります。海野と申します。
小さな子どもが二人おりまして何かとお騒がせするかもしれません。
もし、騒音等うるさかったらお申し付けください。」
こんな風に伝えたら隣人の方も
「あら、可愛らしいお子さんね。」など好意的に受け取ってくれるでしょう。
顔合わせがあるだけで騒音問題やゴミ出しのトラブルなどがある時に
相談できる関係性が出来上がります。
挨拶に来なかったばかりに「あそこの家は礼儀のないけしからん奴だ!」と思われ
関係が悪くなっては暮らしの質が下がってしまいます。
手土産は個包装の日持ちする菓子折りや日常で使いやすいタオルなどが喜ばれます。
のしにご挨拶と書いて渡すと◎、苗字をつけるとより丁寧です。
価格帯は500円〜2000円程度が無難。
引越しの手土産はお返しのないギフトなのであまり高額のものを渡すとお相手に気を使わせてしまいます。
手土産を渡す時のマナー
手土産を渡す時は紙袋からだしてのし付きの菓子折りだけ渡しましょう。
胸の高さで渡してくださいね。
紙袋はお相手には必要のないものなので、紙袋付きで渡すと失礼です。
「つまらないものですが」の由来
定番フレーズと言えば「つまらないものですが、受け取ってください」。
つまらないというとネガティブに聞こえますがこれは日本の謙譲文化です。
「あなたのような素晴らしい人の前ではこの手土産はつまらないものですが、
受け取ってください」という大袈裟な褒め表現なのです。
由来は新渡戸稲造の「武士道」からと言われています。
そこまで卑屈な表現ではないので使っていいと思いますが、
どうせなら肯定的な言葉を使いたいと言う方は…
「心ばかりの品ですがお受け取りください」
「ささやかですが、お近づきの印にどうぞ」
などもいいですね。
そして、これから関係を築く時の挨拶は
ハキハキ明るい声と笑顔で行いましょう。
語尾が弱々しくなると聞いていて不安になってしまうので要注意!
⇩YOUTUBEでも動作付きで解説しています。どうぞご覧くださいね