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「話せば話すほど聞き手が冷めていく」仕事がデキナイ人の話し方

2026/03/02

一生懸命話しているけれど、相手に響いてない、相手が動いてくれない…そんな風に思う時は

相手をうんざりさせるような話し方をしているかもしれません。

職場で協力してほしいから一生懸命話す、けれど話せば話すほど一人相撲な気がする

嫌われるリーダーの話し方

「情報を丁寧に伝えているのに、なぜか部下の反応が冷たい」

「よかれと思って共有しているのに、チームの空気が重い」

もしあなたがそう感じているなら、要注意です。

善意の裏側に潜む「時間泥棒」をしているかもしれません。

自分の頭の中をすべて言語化し、1から10まで説明しようとする行為。

それは「丁寧さ」ではなく、相手の貴重なリソースを奪う時間泥棒です。


【具体例】*フィクションです

通知音の恐怖!メーカー勤務 A課長の「垂れ流し共有」


ある中堅メーカーのA課長。非常に真面目でおだやか、優しい性格です。
新入社員の頃から上司はマイクロマネジメントをするタイプで
自分自身も報連相を心掛けてきました。
彼は新製品プロジェクトのリーダーになったので張り切って、日々チャットツールをフル活用しています。

メンバーのPC画面には、1日に20通を超えるA課長からの通知が鳴り響きます。
「取引先の担当者が最近クラウドファンディングにハマっているらしい」

「工場の備品配置、まだ未確定だけど現時点の案を全部送るね」

「さっきの会議の議事録、雑記も含めて全部転送しておく」


A課長は「情報を開示するのがリーダーの務めだ」と胸を張ります。

しかし、画面の向こうでメンバーたちは、言葉にできない「猛烈なうんざり感」を抱えています。


寝てから起きるまでの間に10数件のメール、しかも自分への指示なのか雑談かもよく分かりません。


受取手が抱く「3つの問い」と葛藤

1から10まで情報を浴びせられる側は、心の中でこう叫んでいます。

1. 「なぜ、今この話を私にするの?」


自分の業務に関係ない詳細まで聞かされると、脳は「これは重要なのか?」と解析を始めます。

結果、本来の仕事の手が止まり、集中力はズタズタに引き裂かれます。


2. 「で、私に何をしてほしいの?」


結論が見えない長文や、意図の不明な共有。

受取手は「ただ読めばいいの?」「何かアクションが必要なの?」という判断にエネルギーを浪費し、疲弊していきます。


3. 「人の時間を奪っている自覚、ある?」


これが最大の不信感です。

「自分の話を全部聞いてもらうのが当たり前」という態度は、相手への敬意の欠如です。

「あなたの時間は私の話を整理するためにあるのではない」という、静かな怒りがチームに蓄積していくのです。

「話したい」のは、自分の不安を解消したいだけ

自己満足で自分勝手な行為だと思いましょう。

 

それは親切ではなく保身

「伝え漏れがあって責められたくない」

「自分の頑張りを知ってほしい」という、自分自身の不安や承認欲求の解消です。

その証拠にA課長は「相手が今、何を知りたがっているか」という視点が抜け落ちています。

 

では、空回りリーダーを脱するために何が必要か?

相手を尊重する「引き算のコミュニケーション」こそが大事です。

 

 

話し方講師として私がお伝えしたいのは、「話さない勇気」こそがプロの仕事術だということです。

この2つだけ覚えておいてください。

「1」を伝えるために「9」を捨てる。

相手の「3分」を奪うことに、もっと臆病になる。


言葉にする前にいつもこう問いかけてみてください。

「この情報は、今この瞬間の相手にとって本当に価値があるか?」


送信ボタンを押す前に、あるいは口を開く前に、一度だけ立ち止まってみてください。

言葉を削ることは、相手の時間を尊重すること。


そして、その「削る手間」を惜しまない姿勢こそが、信頼されるリーダーの条件なのです。


 

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最後までお読み頂きまして、 誠にありがとうございました。