もっと活躍したいあなたに、話し方で良い未来を。
【法人向け】 お問い合わせ 【個人向け】ご予約・ご相談
  1. 話し方のコツ
  2. ビジネスマナー【報連相】について学ぼう
 

ビジネスマナー【報連相】について学ぼう

2025/04/04
ビジネスマナー【報連相】について学ぼう

ビジネスマナー報連相の基本をマスターいたしましょう。

新入社員必見!報連相の基本

ビジネスマナーを理解している人の方がお仕事で信頼されやすくなります。

ビジベスマナーのない人はこんなことをします。


  • 会ったこともない人に対して、SNSで急に不適切なアンチコメントをする、
  • 趣旨のよく分からない自分の思いを長々と一方的に書いたDMを送りつける
  • 宛名も挨拶文もなくいきなり自社の商品を売り込もうとしてくる

私ならこのようなことをする方とは「ビジネスマナーがない人だ。関わりたくないな」と防衛反応が働きます。


それよりもきちんと丁寧な言葉でメールが書ける人の方が
仕事上で関わりたいという気持ちになりますよね。


ビジネスマナーとは相手を困らせないための配慮で

お互い気持ちよくお仕事ができるようにするための言葉遣い・礼儀作法のことです。


新入社員の皆さんは、これから年代が上の方とも関わっていく中でご不安に思うこともあるかもしれません。

今日はビジネスマーの基本報連相とこのフレーズだけ覚えておけば上司との関係がうまくいくフレーズをお伝えします。


報連相の基本マナー

報告・連絡・相談のことです。日本の証券会社の社長山崎富治さんが広めた考え方です。

現場の声を拾いやすくするために、自分の意見をのびにびと伝えられるようにするためにと考案されました。
報連相は社員の孤立を解消し、風通しの良い職場づくりをすることが本来の目的でした。



報告の原則

報告は起きたことを上司や先輩に伝えることです。


・悪いこと緊急性の高いことから報告すること。

クレームが入った・ミス、トラブルがあったかもしれないと思った瞬間即報告です。

「そんなことを報告したら怒られてしまうかもしれない」と言って後回しにすることは絶対にやめましょう。


・勝手に判断しない

「この情報は連絡しなくてもいいか、お客さま明日も電話かけるって言っていたもんな」

ダメです。出来事の重要性は相手が決めることです。


・結論から述べる。

起きた状況説明や理由から話そうとする人が多いのですが、上司の時間を奪わないためにも結論から話してください。


・指示を出した上司に報告する。「あの人仏頂面で怖い。2個上の先輩の方が話しやすいよ。あの人にアドバイスもらおう」というのはいけません。

巻き込まれた人全員が混乱するのでやめましょう。指示を出した人に報告です。



報告のタイミングは

仕事の進捗状況の中間報告や、仕事の進め方に修正等がある時にします。

ミス・トラブルが起きた時は迅速に報告しましょう。

口頭だけですと「言った言わない」の水掛論になりますので、必要があれば書面も残してください。



報告で大切なフレーズは

「恐れ入ります。今お時間(3分程)よろしいでしょうか」です。


最初に何分くらい時間がかかりそうということをお伝えしましょう。

かなりまずそうなことでしたら、上司が忙しそうでも勇気を持って伝えましょう。


報告のポイント

結論ファーストで話すことです。


「課長恐れ入ります。今5分お時間よろしいでしょうか。緊急のご報告があります。B社からクレームが入りました。(結論)


商品の納期が過ぎても届かないとのことです。(理由)


先ほど部長には報告しました。今後どうすればいいですか?(過程)」




連絡について


連絡は今から未来のことを共有するときに使います。

懇親会の予定を伺うとか、新しく部署に人が加わるといったことも連絡になります。

連絡は早め早めにしましょう。例えば、帰社するタイミングで渋滞に巻き込まれた、打ち合わせに間に合いそうにない。

そうした時は打ち合わせギリギリの時刻ではなく、間に合いそうにないことが分かった時点で連絡をしましょう。


連絡のポイントは外出時・不在時こそまめにしましょう。「これから〇〇の件でA社に打ち合わせに行きます。14時に帰社予定です。」というように

いつ頃自分が戻るかをお伝えしましょう。口頭だけでなくメールや部内で共有できるボードなどに記入するのもいいかもしれません。



報連相で一番大切な相談


多くのミスや悲劇はこの相談がうまく機能しなかった時に起こります。


「これをしろと言われたけどやり方が分からない、やり方を聞いたけれど自分で考えろと言われてなにもできないまま半日が過ぎた。」

これは生産性を著しく下げてしまいますね。





相談のポイント

相談の進め方は(結論)(事実)(意見)です。ポイントは「自分ではこうすればいいと思う」という仮説を立ててから相談するということです。

大抵怒られてしまう質問の仕方は自分で何も考えずに聞いた時です。

「すいません、これどうすればいいですか」と相手に答え丸投げの仕方をやめましょう。

学校では先生が回答を持っていました。

しかし、社会では一人一人が責任を持って働いています。上司は全ての答えを持つわけではありません。

数年したら、独り立ちして仕事をできるようにらなくてはいけません。

自分で考えて、「こうすればうまくいうのではないか」という筋道を立てて相談するようにしましょう。



では、実際に新入社員が取引先に送った資料にミスがあったことが発覚したとしましょう。

取引先からの指摘で気がつきました。どうやら日付と曜日が違っていて混乱を招いたようです。



(悪い例)
「先輩すいません、取引先から資料にミスがあったと指摘があったのですが…」


これは事実を述べただけ。語尾を濁しているから何が言いたいのかわかりませんね。

相談された先輩が大変です。



自分なりの意見を入れて伝えてみましょう。

相談のポイント

(例)

(結論)お忙しいところすいません。

3分ほど相談したいのですがよろしいでしょうか?


(事実)A社に送った資料ですが日付の誤りがありました。


(意見)本日、新たに投函しようと思います。

何か他にやるべきことがありましたらご教示ください。



これだと上司は「イエス」か「ノー」を言うだけでいいので楽ですね。

悪い例の質問だと、「どの資料?」とか「どんな間違い」で「あなたはどうしたいの?」と聞かなければいけません。

仕事は限られた時間の中で成果を出さなかればいけません。

そのためには先輩や上司の手間隙を省く努力をする必要があります。




もし、自分で今後の動きをどうすればいいか分からないときにはそれを率直に伝えましょう。


困っているがどうして良いか分からない時の聞き方

「今お時間よろしいでしょうか、相談です。

先日の商談でミスがありました。取引先のBさんを怒らせてしまったかもしれません。

こう言う状況でどのように対応すべきなのか判断できません。恐れ入りますが、アドバイスをいただけますか?


このように伝えれば上司は一緒に考えてくれるでしょう。


恐縮して語尾を濁すと伝わらないので気をつけましょう。

会社の先輩は親でも先生でもありません。

「察して欲しい」ではなく、自分で言葉にして伝えていきましょう。



言語化するために必要なこと

まずは自分の中で「この先輩に何をして欲しいのだろう」と問いかけて

きちんと整理してお伝えしてください。



新社会人になった皆さん、上司や先輩方とうまくやれるかご不安になるかもしれませんが、

ビジネスマナーを理解して行動できる人は人から信頼され好かれます。


相手のことを考えてから言葉を発する習慣を作っていきましょう。



最後までお読み頂きまして、 
誠にありがとうございました。