もっと活躍したいあなたに、話し方で良い未来を。
【法人向け】 お問い合わせ 【個人向け】ご予約・ご相談
  1. 話し方のコツ
  2. 教育係の人は「劣位に身を置く」経験をしよう
 

教育係の人は「劣位に身を置く」経験をしよう

2025/01/26
教育係の人は「劣位に身を置く」経験をしよう

管理職や教育系のお仕事をされている方にぜひして頂きたいことがあります。

未経験のことにチャレンジしてみましょう

できない部下にイライラしてしまう…

「何度も説明しているし、見本も見せているのに

何でできるようにならないんだ?」

「こんなにわかりやすく説明しているだろう。」

もし、部下や後輩にこのように感じてしまう管理職の方

や講師業の方がおられましたら、

ぜひやっていただきたいことがあります。

 

それは、「未経験のことをやってみる」ことです。

 

 

習い事もいいですが、なかなかそんな時間はない方なら、

自分が人生であまりやってこなかったことをやってみてください。

(もし育児や家事を教わる場合は、教えを乞う身としてパートナーに謙虚な気持ちでやり方を教わりましょう。)

 

最近私はバレエを習い始めました。


体は硬く、完全未経験、未知の世界です。
この写真を見ても「つま先痛そう」
しか思いません。
もちろん、バレリーナのような美しい動きはできるはずがありません。
練習でくるくると3回回っただけで目が回り、吐き気が止まりません。


先生の声は耳に届きますが、
身体がついていきません。

教室の中で、一人壊れたブリキのロボットのような妙な動きをしています。


先生はお手本は見せてくれるし、日本語で説明されているし、

そんなに難しいことをしろって言われているわけではないのに、

なぜできないんだろう??


当たり前ですよね。
柔軟性が求められるという苦手な分野を、
始めたばかりだからです。
技術の体得は、時間のかかることなのです

 

「できない」体験は買ってでもすべき!


この「ああ、できない‥。」と不安になる経験、

私にとって宝物なのです。

なぜなら、話すのが苦手な生徒さんの
お気持ちを理解するのに役立つからです。

どうしても、専門の業界にいると
視野狭窄になってしまったり、
ある程度ステップアップした状態でものを考えがちです。

そうすると
「こんなの当たり前で簡単すぎるよな」と
つい基礎的な部分をおろそかにしてしまいます。

しっかりと基礎固めをしたい生徒さんに
「あれもこれも伝えたい」と
内容を詰め込みすぎたり、
説明しすぎになります。(←反省)


でも、自分が「できない」、
「このジャンルが苦手すぎてできる気がしない」という経験をすると
自分の話し方講座でももっと細かく噛み砕いで、
理解しやすい言葉で伝えようと、アイデアが湧きます。


自分が得意なことを
お伝えするポジションにいる方は
「劣位に身を置く」という
体験をしておくと教え方が変わる
思いました。

相互理解をするために学ぶ

 講師が生徒さんの立場を理解するには、

常に自分もチャレンジャーとして
学びつづけることが大切です。

“苦手”に身を置くことで、
より生徒さんの心境がわかり、
アプローチの仕方も変わると
感じた出来事でした。


そして、リーダーが

器用になんでもできるタイプで、

「教え方」や「できない人の不安」が

理解できないと

つい厳しい言い方になりがちです。

STOPパワハラ!

ミスを共有できる職場にするための
動画も作りましたので
ぜひこちらもご覧ください。


もし、一人では

いまいち分からない、

自分の話し方は合っているのか

教えてほしいという方は

話し方講座がおすすめです。

体験レッスンもございますので、
お気軽にお申し込みくださいね。



最後までお読み頂きまして、 
誠にありがとうございました。