アナウンサーのお仕事は組織の規模感によって変わります。
地方局とキー局の違いは何?
アナウンサーを目指している方に向けて
本日はテレビ局のお仕事豆知識です。
テレビ局にはいくつか種類があり、
キー局・準キー局・地方局・ケーブルテレビ局などがあります。
1番の違いは組織の大きさです。
他の業界にも通じますが
大手企業と中小企業の違いですね。
キー局・準キー局は地方局の3倍〜5倍くらいの大きさなので役割分担がはっきりしています。
企画はディレクター現場での細かい手配はアシスタントディレクター・音声・編集マンというように
各々が専門性を発揮します。
アナウンサーはしゃべりの内容だけに集中することができます。
キー局のアナウンサーはブランド力もあります。
年収も高いです。イメージ的にタレントや芸能人に近いものがあります。
小学生が『アナウンサーになりたい』と言う場合は
大抵キー局のアナウンサーを指しているでしょう。
地方局アナウンサーのお仕事
地方局は【その土地の】情報を地域の人に伝えます。地元密着ですね。
田舎になればなるほど人が少ないです。慢性的な人手不足です。
ゆえにアナウンサーもカメラ担いで撮影したり
自分で原稿を書いたり徹夜で編集せねばなりません。私はケーブル巻きも上手くなりました。笑
大手企業で数人で分担する内容を1人で担います。
さらにしゃべりの仕事(ナレーション・インタビュアー・レポーター・キャスターの仕事など)も毎日あります。
ポジティブに捉えると様々な経験を経てジェネラリスト(幅広い知識や経験を持つ人)として育ちますね。
ただし覚えることが多すぎて、2年め位までは記憶が飛びます。
自分で番組を企画して作り始めたら、もう大変です。
休みの日も寝ている時も番組のこと考えます。
でも年収は高くありません。相当ブラックな働き方で体を壊してしまうかもしれません。
ただ取材先から感謝してもらえることが多いです。
東京の番組よりも「地方局の番組が好き」という地元の方も多くいらっしゃるので、やりがいがあります。
『自分の目で見て伝えたい』『好奇心旺盛』なタイプには向いています。
もちろん、地方局と一括りにしても社内風土は、県民性や人柄・土地柄によっても大きく異なります。
地方局によっては、私のお話したこととズレがあるかもしれません。
また、私が働いていた頃から時間が経っています。
今は働き方改革がどのくらい進んでいるのか不明ですが、参考になれば幸いです。
結論 地方局もやりがいがあって楽しいです
自分で考えて進めるのが好きな職人気質の人は、
地方局アナウンサーのお仕事もオススメです。
伝え方の体験レッスンあります